最終更新日 2025年8月6日
林田学さんの転職持論
転職を検討している人は、これまでの経験を生かしてより高みに向かいたいと考えていたり、より待遇が良い職場で働きたいと考えていたいるするでしょう。日本では終身雇用が一般的ではありますが、海外ではそのような考えはありません。
むしろ、どんどん自分に合っていると思った仕事を選んで転職をしていきます。
日本も、ある程度このような環境に近づきつつあるとみることができますが、まだまだそのような環境になったとは言えないと林田 学は警鐘を鳴らしています。
したがって、まだどのように活動を行えばよいのかについてのノウハウが広まっていません。
その影響で、ただ何となく始める人が多いのが現状です。
しかし、それではうまくいきません。
何事も十分な準備が必要ですし、目的がなければそもそも仕事を変える意味がないからです。
そこで、まず初めに、何のために転職をしようと考えているのか、そもそもする必要があるのかを自問すると良いでしょう。
そうすることで、今後の対応が検討しやすくなります。
新しい仕事を探す際のツール
新しい仕事を探す際のツール自体は、日本においてもそろっています。
例えば、求人サイトです。
転職専門のものも存在しており、それを利用することで効率的に新しい職場を探すことができます。
しかも、通常のサイトと比べると専門のサイトの方がより効率的に新しい仕事を見つけることができます。
その理由は、求人を出す側も、中途採用を前提として募集をしているためです。
一般のサイトの場合は、それを想定していない場合も多く、条件が合わないこともありますが、専門サイトではその可能性が減少します。
したがって、活用するならば専門のサイトを使うのがお勧めです。
専門のサイトを利用するメリットはほかにもあります。
その一つが、コーディネーターの存在です。
コーディネーターは、登録した情報を基に、最適な仕事を紹介してくれたり、適宜相談に乗ってくれたりします。
そのため、自分一人だけで心細いという状態になることは防げます。
また、活動に必要な知識や、活動の具体的な仕方、成功例なども掲載されているため、適宜参照することで、自分の仕事探しに生かすことが可能となります。
やはり、情報が全くなく、やみくもに行動するのは、成功する確率を減少させてしまいます。
その点、ある程度のツールと道しるべが用意されている専門サイトを利用することは、初めての経験でも道を踏み外すことを防ぐことができます。
クローズド求人を紹介してもらえる可能性がある
そして、2つ目のメリットは、クローズド求人を紹介してもらえる可能性があるということです。
これは、非公開の求人のことです。
つまり、普通に就職先を探していても見ることができない情報になります。
この求人はどういった時に紹介されるのかというと、事前に募集している企業が指定した条件に近い人材がいたときに、コーディネーターを通して紹介されます。
専門サイトでは、会員登録の際に、前職の具体的な内容や経験等を記載しますが、それがこの時に効果を発揮するわけです。
そのほか、適性診断などの情報も活用されることがあります。
非公開の求人は、一般に出回っている求人に比べて、給料や待遇が良いのが特徴です。
その分、即戦力を求めていることになりますが、求人を紹介されたということは、見込みがあることを表しているため、紹介される可能性は高くなります。
このような非公開の求人を紹介してもらいたいのであれば、ぜひ専門サイトを利用してみましょう。
いくつか複数に登録しておいた方が良いのか?
以上が、転職活動をするにあたって利用するべきツールですが、いずれも無料で利用できますので、コストを心配する必要がないという魅力があります。
ただ、このようなサービスを提供しているところは一社ではなく、複数存在します。
そのため、いくつか複数に登録しておいた方が良いのかと疑問を感じる方もいるでしょう。
これに対しては、場合によるとしか得いません。
自分の属性が、求人を出している企業とたまたまマッチングしている場合には、比較的早く仕事が見つかるため、わざわざ複数のところに登録する意味はありません。
逆に、時期的にそのような求人が少ない場合は、たくさんの求人情報に当たった方が、むしろ探しやすくなります。
このように、結局は結果論になりますので、利用するかどうかは好みで決めると良いでしょう。
できるだけ数多く当たりたい人は複数のところに登録すればよいですし、手を広げすぎたくない、じっくりと一つのところで取り組みたいというのであれば、一つのところに登録するのでかまいません。
転職をするうえで考えておきたいその他の点は、やめる時期についてです。
人によっては、会社の中で重要な地位を占めており、急に辞められると困る場合もあるでしょう。
そういった時は、迷惑が掛からないように、引き継ぎのことも考えて、早めにやめる時期について伝えて、それに向かって引き継ぎなどをしておくべきです。
これは、決して強制されることではありませんが、社会人のマナーとして心がけておきたいところです。