最終更新日 2025年8月6日
人生にはさまざまなことが起こりますが、中には災難に数えられるものもあります。
そのひとつが交通事故ではないでしょうか。
運悪く巻き込まれてしまったら、怪我をしたり物が破損するなどの被害を被ることになりますよね。
弁護士をつけるか否か
さて、交通事故の被害者になってしまったら、当然のことながら賠償金の問題が発生します。
その際に考えてしまうポイントとはズバリ、「弁護士をつけるか否か」という音ではないでしょうか。
なぜなら、示談や慰謝料発生問題については一般人はそれほど詳しくないのが普通ですから、保険会社との交渉を個人で行うというのはなかなかハードルが高そうですよね。
弁護士に依頼すればそういった交渉事はすべて代わりにやってくれるのですから、心強い限りです。
弁護士費用について
でも、弁護士を依頼するとなるとやっぱり心配なのが弁護士費用です。
せっかく弁護士のおかげで保険金や慰謝料が思ったよりも手元にたくさん残ったのに、弁護士を依頼したために発生した着手金や成功報酬といった費用を差し引いたら、結局大して手元に残らなかったなどという話は良くあることなのです。
不幸にも交通事故に遭ってしまったら、入院しなければならなくなるかもしれないし、後遺症の心配だってありますよね。
そんな時に頼りになるのはやっぱりお金ですよね。
ですからなるべく費用を掛けないで弁護士に依頼するというのが、被害者にとってはベストの道だと言えるでしょう。
そんな上手い方法があるのか、と言われたらこれがいくつかありますので、是非覚えておいてください。
参考>>交通事故 弁護士費用 加害者
弁護士事務所の無料相談を利用する
まずは交通事故案件の場合、たくさんの弁護士事務所で無料相談を行っているので、これを利用するという方法があります。
この相談では事故の状況を分析したうえで、弁護士に依頼しても費用倒れにならないかということをアドバイスしてくれるので、その回答によって弁護士に依頼するかどうかを判断することが出来ます。
それから最近では、交通事故の案件に関しては成功報酬で請け負ってくれる法律事務所もかなり増えてきました。
こちらも上手に利用すれば弁護士費用がかさむということがありません。
最初に相談をして、どのぐらいの賠償金の獲得が見込まれるかを計算したうえでどうするか決めることが可能です。
この場合頭に入れておきたいのが、なるべく事故に強い弁護士を探すというところではないでしょうか。
弁護士費用特約に入る
そしてもうひとつの方法ですが、自動車保険にオプションで付随している弁護士費用特約に入ることです。
自動車の運転免許を取得したら、誰でも保険に入らなければなりませんよね。
その際にこのオプションに加入して特約付きの保険にしてしまうのです。
この方法ならば、事故の被害に遭った際でも少額の物損事故でも弁護士費用で賠償金から支払いが発生する、などということがなく保険会社が弁護士費用を負担してくれることになります。
この特約の最大のメリットは、事故が起こってしまってから弁護士をつけるかどうかを考える時間が節約出来るという点ではないでしょうか。
なぜなら、依頼のタイミングがあまりにも遅く、被害者が示談書にサインをしてしまった後に弁護士を頼んでも示談内容を覆すことは出来ないからです。
実際に交通事故の示談において弁護士に依頼したおかげで保険会社から想像したよりもずっと多くの賠償金を手にすることが出来たという話は、世間にはいくらでもあるのです。
確かに自動車保険に加入する時には自分が事故に遭うなどと確信する人はいませんし、特約のオプションには、当然のことながら月々の費用がプラスされます。
でも、備えあれば憂いなしという言葉があるように、どんなところで事故に遭うのか誰にもわからない限り、弁護士費用の特約は安心料と思えば良いのではないでしょうか。