最終更新日 2025年8月6日
1,購入の選択肢は土地以外の物件
東南アジアの中でも発展している国・タイは、日本人に大変人気が高い観光地です。
特に首都バンコクは日本からの交通のアクセスも良く、交通網や文化も大変発達しているため多くの方の人気を集める場所になっています。
日系企業もたくさん進出していますし、チェーン店やスーパー・デパートなども出店しているため日本人にとって非常に馴染みがあるような感覚に陥る場所です。
タイは親日国なので日本人に優しい というのも、居心地が良くなる要因の一つだと言えるでしょう。そんなタイでは、昨今不動産の建設ラッシュが続いています。
大きなデパートや商業施設はもちろんのこと、人々が住居とするマンションやコンドミニアムも多く建設中です。
それは中心地だけに止まらず、バンコク市内の至る所で様々な建築が今なお建てられています。
特にBTSやMRTと呼ばれる電車の駅の近くは、郊外と呼べるような場所でもたくさんの高層マンション等が次々と出来上がっていきます。
そんなバンコクで暮らしてみたい…と考える方も、少なくないと思います。
食べ物や気候が肌に合うという方もいるでしょうし、仕事上の理由でこの地が都合がいいという方もいるでしょう。
そんな風に感じている方が手に入れやすい不動産物件とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
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2,タイでの住宅ローンについて
まず大前提として、タイでは国の決まりにより外国人がタイの土地を買うことは出来ません。
そうすると必然的に、タイにおいて日本人が一軒家を建てるということは不可能になります。
タイ人の名義を借りたり会社の名前を使ったりといった手段が考えられないこともないですが、基本的にはそういったことはあまり行わないのが得策です。
そうなってくると、日本人が手に入れやすい不動産物件はマンションやコンドミニアムなどの『部屋単位』になります。
こちらには特別決まりごとはありませんので、経済的な事情が許せば誰でも購入をしたり賃貸契約を結んだりすることが出来ます。
ただしタイにおいて住宅ローンを組むことは色々とハードルが高いことなので、出来るのであれば現金一括で購入をすることがトラブルや手間を省く一番効率のいい方法となります。
日本で家を購入したい時や賃貸物件を探しているときには、不動産屋さんを訪ねることが一般的だと思います。
しかしタイにおいてはそういう概念がなく、みな直接大家さんや管理人さんとやりとりをして部屋の契約や購入の話などをまとめます。
それは注意する人がいないぶん時間や手間の短縮になりますし、仲介手数料などがかからないという利点もあるのですが、外国人にとっては『タイ語』という大きな壁を乗り越えなくてはならないという現実があります。
実際に細かい数字や契約内容などをタイ語でやり取りできるほど確実な語学力を持った日本人は多くないので、そうした際には何らかの助けを得ておいた方が賢明だと言えるでしょう。
3,日本と異なる住宅事情
実は、タイには日本人や日本語が話せる人が日本人向けに経営している住宅情報の会社やサイトが存在しています。
そこでは基本的なやりとりや契約に関する話なども日本語でとり行うことが出来ますし、先方とやりとりをする際にもタイ語と日本語ができるスタッフが手助けをしてくれるという素晴らしいサポートをお願いすることが出来ます。
また オフィスやサイト上で賃貸や分譲物件の情報を閲覧することも出来るので、自分の足であちこち歩き回らなくても希望する物件を探し当てられる可能性もある のです。
語学力に自信がない方や、時間がない・情報がたくさん欲しいという方は、こういった業者を活用してみることをおすすめします。
コンドミニアムには様々なタイプのお部屋があり、そのどれもが日本の相場を考えると3分の1〜半分程度の価格で購入することが出来ます。
セキュリティやプール・ジムなどの施設が併設されていることが多いことを考えると、それは大変お得感のある物件であると言えます。
会議室やライブラリーなどビジネスに使える施設が用意されている場合もあるので、上手に活用すれば価格以上の価値があるのではないでしょうか。
ただ、日本人には少し不便を感じるような部屋の作りがないわけではありません。
まず、ワンルームなど小さな部屋の場合キッチンが大変小さいことが多いです。
タイにおける自炊率の低さゆえかもしれませんが、料理が好きな方には少々辛いかも知れません。
また南国のタイには湯船に浸かるという習慣がないので、基本的にはシャワーしかない部屋が多いです。
ファミリータイプや大きなお部屋など高級な物件はその限りではありませんが、1・2人暮らしに適したようなサイズ感の部屋であればキッチンとお風呂場は質素であると考えておいた方が良いでしょう。
このように、契約の際にも部屋の作りに関しても、タイ・バンコクにおける住宅関連事情は日本とは大きく異なっています。
日本と同じ感覚でいると困惑することもありますし、逆にスムーズに話が進んでしまい拍子抜けすることもあるかも知れません。
何れにしても情報集めや調査を前もって行いきちんと準備をし、不動産購入への道を進んでいくことをおすすめします。
バンコク不動産賃貸より一部引用