最終更新日 2025年8月6日
・何も考えず潰すのはとにかくNG
思春期ニキビはできる前の「予防」がとにかく大切ですが、一旦できてしまった場合には大人のニキビと比べて非常に拡散しやすいのでそのケアが大切です。
間違ったケアはかえってニキビの範囲を広げたり根深いモノにしてしまいますので正しいケアをこころがけたいところ。
ニキビができた際にまず徹底してほしいのが「潰さない」「触らない」ということです。厳密にいうとニキビには潰してもいい状態と絶対に潰してはいけない状態があります。
たとえば皮膚の表面に白いポッチが現れる白ニキビはキチンと消毒ができる状態であるのならば潰しても跡がのこりにくいために大丈夫であると言われています。
しかしこの白ニキビは一番活発な菌を保有している状態なために、何の対策もナシに潰せば元気なアクネ菌をばらまくだけの最悪な方法となります。
思春期ニキビの白ニキビを潰す場合はそのあとに塗るクスリだけではなく、潰した周辺の消毒などをしっかりとしてからクスリを塗るのが必須です。(結局は手間もかかりますし、跡になる可能性もあるので潰さないのが一番かもしれません)
また大きくなって赤く盛り上がる「赤ニキビ」は絶対に潰さないようにしましょう。
こちらは炎症が進んで膿などが溜まった状態で痛みを持ち、膿を放出することで痛みそのものは無くなりますが、これを不用意に潰すと皮下組織に菌が広がる可能性があり、表面で潰すよりもニキビの拡散がしやすくなるだけではなく、皮下組織を広く壊すということはその部分が窪みになり、ニキビ跡がずっと残るという最悪の状態を起こしてしまう要因にもなります。
赤ニキビに関しては病院でもリスクなしに取り除くことが難しく、炎症が治まるまでじっくりと待ち皮下組織を壊さないでやり過ごすことが大切なケアとなっております。
・触れるのもできれば避けて
ニキビは毛穴にできるものですが、ニキビができた毛穴というのは炎症のおきた膿や皮脂でフタがされているわけでは無く通常通りに穴は開いたままになっております。
そのためにそこから菌が出ることももちろんというか当然ながらあります。
潰さない程度なら触っても大丈夫かというとこちらもNG、ニキビの広がりをチェックするために指で周辺を撫でまわすという行動は、ニキビの原因である菌を周辺に指で延ばしているのと変わらない行動になります。
こうしたコンタクトは他人にも同様ですので、ニキビがある場合にはその面を他人に触れさせないor触れないことも大切です。
化粧をする際に使うチークブラシやファンデーションのスポンジなどを経由して菌が伝達する場合もあります。
そのためにニキビが猛威を振るっている時は化粧品の貸し借りはモチロンNGですが、化粧をするという行為がニキビを拡散させる原因にもなっているためにできる限り控えるほうがよいでしょう。